ポルトガル縦断の旅 その31<バターリャ修道院 その6 ランチです>

 息を呑むような精巧で素晴らしい彫刻が施された未完の礼拝堂を見学したあとは、バターリャ修道院も真ん前にあった、レストラン(ホテルもやっていたみたい)でランチです。ひょうきんなコックさんがお出迎えでーす。   私たちが食べたメニューとは違うかもしれませんが、ランチは8.5ユーロって黒板に書いてあったので大凡1000円位の感じですね。 

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ポルトガル縦断の旅 その30<バターリャ修道院 その5 未完の礼拝堂>

さて、いよいよ未完の礼拝堂です。この礼拝堂は、バターリャ修道院を創設したジョアン1世の長男で、のちに国王となるドゥアルテ1世が自らと子孫をまつる殿堂としての建設に着手し、没後はのちのマヌエル1世の引き継がれて100年ほど工事が続けられたそうですが、ついに未完に終わってしまいました。  未完となった理由は、当時建設が始まっていたリスボンのジェロニモス修道院に関心が移ってしまったとか設計上のミスなど…

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ポルトガル縦断の旅 その29<バターリャ修道院 その4 柱のない参事会室>

 参事会室です。この部屋を設計したのは、アフォンソ・ドミンゲス。当時としては非常に斬新な設計で、交差リブヴォールトによって支えられている部屋には、柱が1本もありません。 リブヴォ―ルトについて簡単にご説明しますと「ヴォ―ルト」とは半円筒形(かまぼこ型)の天井のことで、対角線状の湾曲した肋骨状の骨組み材の部分が「リブ」です。従って、交差リブヴォールトとは左の写真のような天井の建築形式のこ…

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